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創造の最前線から

ひまわりネットワークが取り組む法人向けソリューションとは――フリーWi-Fi、音声ガイドシステム導入の裏側に迫る

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ひまわりネットワーク株式会社は、愛知県豊田市・みよし市・長久手市でサービスを提供するケーブルテレビ会社。CNCIグループの中でも比較的早い時期に法人営業部門を立ち上げ、企業・自治体への豊富なソリューション実績を有しています。今回は同社で法人営業部の部長を務めるT.Sさんと、係長として現場で活躍するS.Oさんにインタビューを行い、法人向けソリューションの事例についてお伺いしました。

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INDEX
T.S

ひまわりネットワーク株式会社
法人営業部 部長

大学では機械システム工学を専攻。2000年にひまわりネットワーク株式会社へ入社し、伝送路設備や放送ヘッドエンド設備関連の業務を担当。2010年、経営企画部へ異動し、財務会計・管理会計業務に従事。2015年、法人営業部へ異動。ソリューション営業のグループ長として行政のお客さまを中心に担当し、ラグビーワールドカップに伴う豊田市のフリーWi-Fiサービス拡大プロジェクトを担当。2021年、法人営業部長に着任。

S.O

ひまわりネットワーク株式会社
法人営業部 ソリューション営業グループ 係長

金融機関の営業職、自動車部品メーカーの品質管理を経験し、2002年にひまわりネットワーク株式会社へ入社。コールセンターを経て2004年からシステム部(現技術部)にて技術領域を担当。2012年より法人営業部に異動し、音声ガイドシステムの企画・導入リーダー、SFA(営業支援システム)導入プロジェクトの主担当として活躍している。

トヨタ博物館、富士モータースポーツミュージアムへの音声ガイドシステムソリューションを導入

──ひまわりネットワークの法人営業部について教えてください。

T.S ) 

その名の通り、地域の企業や自治体向けのサービスを提供する部署です。提供するサービスは主に3つの分野があります。1つ目はICTやデジタルの活用など、DX推進を軸とする課題解決・事業の効率化のためのソリューションサービス分野。2つ目は番組CMタイアップ、Web・動画制作、イベント運営を軸とするプロモーションサービス分野。3つ目は集合住宅向けにインターネット環境や各種セキュリティを提供する集合住宅向けの分野です。

──ソリューション分野に関しては、どのようなサービスを扱うことが多いのでしょうか?

T.S ) 

お客さまのニーズや課題に応じて多種多様なサービスを提供しています。主なところでは企業・自治体へのフリーWi-Fi、クラウド録画防犯カメラの導入、博物館への音声ガイドシステムの導入などを行ってきました。

──「博物館への音声ガイドシステムの導入」とは、どのようなソリューションでしょうか?

S.O ) 

当社メンバーが協力しながらトヨタ博物館、富士モータースポーツミュージアムに対し、ピープルソフトウェア株式会社の多言語音声ガイドシステム『MUSENAVI(ミューズナビ)』の導入・運用サポートをしています。ピープルソフトウェアが開発した『MUSENAVI』は、施設の展示物を画像・文字・音声・動画でガイドする非常に便利なスマホアプリです。

──このソリューションに関して、ひまわりネットワークはどのような役割を担っていたのでしょうか?

S.O ) 

まずは「従来のヘッドフォンを貸し出すだけの音声ガイドをリニューアルしたい」というお客さまの課題を起点に、当社側でさまざまな技術・ツールの検討を行いました。その結果、私たちは『MUSENAVI』が最適であると判断しました。最終的なソリューションとしては、ピープルソフトウェアの『MUSENAVI』を活用し、ひまわりネットワークは来場者が施設内で『MUSENAVI』を使用するためのフリーWi-Fi環境の構築、『MUSENAVI』の導入、ガイドコンテンツの登録および運用構築を担当しました。
自社の技術・リソースだけで対応できない課題に対しては、『MUSENAVI』に限らず他社と連携することで多彩なソリューションを生み出すケースも増えてきています。

産学連携や世界的なスポーツイベントに関連するプロジェクトにも挑戦

──他社との連携も少なくないとのことですが、産学官連携のプロジェクトなども多いのでしょうか?

S.O ) 

そうですね。たとえば2022年には、愛知県と愛知工業大学が取り組んでいる自動車の遠隔運転に関する実証実験の通信ネットワーク整備を行いました。無線区間にWi-Fi6(11ax)を活用するなど、当社が無線/有線/インターネット/VPNといったインフラ構築を一気通貫でし、低遅延通信が可能な実証環境を提供することができました。
また、当社が数年前から提供を開始しているBWAについても社内の各部署が連携し、淑徳大学の学生さんたちとディスカッションを行いながら商品プロモーションを行うなど、さまざまな大学・自治体と連携することで新しいソリューション、サービスの開発を進めています。

──T.Sさんにとって印象に残っているソリューション、プロジェクトなどがあれば教えてください。

T.S ) 

私が法人営業部に異動して間もない頃、2019年のラグビーワールドカップに向けた豊田市のフリーWi-Fiサービス拡大に関するプロジェクトを担当しました。

当社のサービス管内の豊田スタジアムも試合会場の一つに選ばれていたため、スタジアム周辺や中心市街地、市内の観光名所にフリーWi-Fi環境を整備することとなり、大会の3年ほど前から行政の方々と綿密に打ち合わせを行いながらプロジェクトを進めました。世界的なイベントに関わるスケールの大きな仕事であり、自分たちが整備したサービスを多くの方々に活用いただけた実感も得られたので、今でも強く印象に残っています。

多種多様なアプローチで地域課題の解決に向き合えるやりがい

──ケーブルテレビ会社で法人向けのソリューションに関わるやりがい・面白さはどこにあると感じていますか?

T.S ) 

映像・通信を中心とするBtoC事業で積み重ねてきた技術・ノウハウ・リソースを活かしつつ、多種多様なアプローチで地域の課題解決に向き合えることが、この仕事の最大の魅力であると考えています。また、ひまわりネットワークに限らず、多くのケーブルテレビ会社は自社のサービス管内に特化してサービスを提供しています。企業にしても自治体にしても、基本的には「地元のお客さま」であるため、お客さまの抱えている課題や状況を理解しやすく、地域全体を取り巻く課題解決についても互いに共通認識を持ちながら進めていくことが可能です。

──今後、ひまわりネットワークの法人営業部をどのような部門にしていきたいですか?

T.S ) 

新たな事業領域を拡大しつつ、さまざまな形で地域貢献に資する仕事に取り組める部門にしていきたいです。当社は新卒・中途といった入社区分や年齢などを問わずチャレンジできる風土があり、営業やエンジニアの若手社員が中心となって新しい企画や取り組みを推進できる環境があります。このような風土を大切にしながら、より多くのメンバーが成長できる環境を整えていきたいですね。

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