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ケーブルの技術

TECHNOLOGY
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CNCIグループが提供する放送・通信サービスは、さまざまな映像・通信技術や多彩なシステム、それらのベースとなるインフラ基盤によって成り立っています。ここではCNCIグループのサービスを支えるITエンジニアの仕事内容と、ケーブルテレビの設備が担っている機能などをご紹介します。

ケーブルテレビのITエンジニアの仕事

ケーブルテレビのITエンジニアの仕事

放送・通信サービスの仕事
―インフラエンジニア―

放送・通信サービスの仕事―インフラエンジニア―
設計・構築

ケーブルテレビの放送やインターネット通信のサービスは、CNCIグループが運営するセンターやサブセンター、無線基地局、それらを接続する回線、さらにはお客さま宅内に設置する設備など、さまざまな場所に配置された通信設備やネットワークを経由して提供されます。このような通信設備の安定的かつ効率的に提供する仕組み・構成を考える仕事が「設計・構築」です
通信設備の故障や不具合を事前に想定し、重要な箇所については二重化・冗長化を行うことでサービスの安定性を確保しています。また、新しい技術が開発・考案された際には技術検証・導入検討を随時行うなど、これから登場する新規サービスやメタバースのような次世代コンテンツへの対応もつねに意識して日々の設計を行っています。

運用(監視・故障対応)

いつでもどこでも使えるサービスの提供を実現すべく24時間・365日体制で通信設備やネットワークを監視し、異常や故障の検出・対応を行う仕事を「運用」と呼びます。
異常や故障が検出された際には、保守協力会社とも連携して速やかに復旧作業を行うことにより、影響を最小限に抑えます。また、異状などの検出は人の監視だけに頼ることなく、映像や音声、通信機器、サーバーから得られるログ情報(動作・使用履歴)をモニタリングするシステムを導入することで精度を高めています。さらに、常に新しいタイプのサイバー攻撃やコンピューターウイルスに関する情報の入手にも努め、事前にセキュリティ対策を実施することでサービスの安定性・安全性を担保しています。

技術検証

テクノロジーの発展に合わせて日々新しい通信設備が開発・考案されていますが、サービスで提供する設備はPCやスマートフォンのように簡単に買い替えることはできません。新しい設備の導入を検討する際に、実際のサービス提供環境に近いテスト環境を構築し、何段階ものテスト・検証を行うことで設備導入の判断材料を提供する仕事が「技術検証」です。
新しい通信設備が長期的・安定的に活用できるものか、期待通りの性能を発揮することができるか、既存の設備と連携した際に不具合を起こす可能性がないかなど、現在提供している放送・通信サービスとの親和性も考慮しながら、さまざまなテスト・検証項目を策定し、テストの実施までをトータルで担います。

自治体・法人向けソリューションの仕事
―システム企画、システムエンジニア、インフラエンジニア―

自治体・法人向けソリューションの仕事―システム企画、システムエンジニア、インフラエンジニア―

CNCIグループでは、地域の自治体や地元企業に対し、少子高齢化やSDGs、安全安心の確保など、多様化・複雑化する社会課題の解決やDXの推進をサポートするITソリューションを提供しています。潜在ニーズの発掘からデジタル技術を活用したソリューション提案・保守までをワンストップで提供しているため、ITエンジニアはソリューションの企画段階から、システムやアプリケーション、インフラの設計・開発・運用・保守までの幅広い業務を担当します。
たとえばeスポーツを活用した地域振興ソリューションでは、eスポーツイベントを行うためのインフラ環境の構築・整備を担当するなど、IT・通信分野の技術的知見を活かした業務分野で活躍しています。

社内システムの仕事
―社内システムエンジニア(社内SE)―

社内システムの仕事―社内システムエンジニア(社内SE)―

CNCIグループの社員が使用する基幹システム、業務システム、加入者管理システム、データ分析基盤などの企画開発、インフラ・ネットワーク環境の企画・設計・構築を担当するのもITエンジニアの仕事です。
ユーザーであるグループ会社社員の業務効率化、グループ全体あるいは各社ごとのコスト削減を目指したシステムやインフラを企画する必要があります。グループ全社で活用するシステムやインフラ基盤の開発、グループ各社のシステム・データベース統合などは大規模なプロジェクトとなる場合が多く、グループ各社のエンジニアが協働して開発を行うケースも珍しくありません。

ケーブルテレビの通信設備

ケーブルテレビの通信設備

ケーブルテレビ会社は、NHKや民放、専門チャンネル、コミュニティチャンネルなどの放送サービスや、インターネット上のさまざまなコンテンツを閲覧・活用するための通信サービスなど、多種多様なサービスをお届けしています。
これらのサービスをお客さまに届けるためには、さまざまな通信設備の設置が必要になるほか、光ファイバーをお客さま宅内までつなぐFTTHや、LTE・5G規格を使用した「伝送」と呼ばれる技術が必要になります。

放送サービスの設備について

ケーブルテレビ会社は一般家庭と同じように、BS・CS・地上デジタル放送の電波をアンテナで受信しています。ただし、一般家庭に配置されているような小さなアンテナではなく、巨大なアンテナを設置しています。CNCIグループでは、愛知県瀬戸市にある瀬戸デジタルタワーなどから送信された電波を受信しています。
多くのご家庭に高品質な電波をお届けするために、電波塔から得られた電波の不要信号を除去するための機器を設置しているほか、台風や大雨といった自然災害で瀬戸デジタルタワーが機能不全に陥った場合でも放送が継続できるよう、複数箇所に予備アンテナを設置しています。また、専門チャンネルはアンテナを使わず、放送局と光ファイバーで接続することで、安定した伝送と放送サービスの提供を実現しています。

通信サービスの設備について

動画やメール、SNSなどのデータは、インターネット上にあるサーバーを経由してお客さまのもとに届けられます。こうしたサーバーの多くは東京や大阪、海外に存在しているため、データが集中する箇所に直接ネットワークを接続し、通信サービスを提供しています。
また、途中の回線が混雑してインターネットが遅延する状況(輻輳)を回避するために、大量のデータを複製し、そのサーバーに代わって応答する機器(キャッシュサーバー)の設置や、複数の回線を用意することで安定した通信をお届けしています。

伝送の技術について

お客さまに放送・通信のデータをお届け・発信する「伝送」には、さまざまな手法があります。CNCIグループでは、主に以下のような伝送方法によってサービスを提供しています。

FTTH(有線)

光ファイバーを当社のセンターからお客さま宅内の光回線終端装置(ONU)までつなぐ配線方式のことをFTTH(Fiber To The Home)と言います。なお、マンションやビルまでを光ファイバーでつなぐ方式はFTTB(Fiber To The Building)と呼ばれています。基本的にはFTTHと同様に建物内まで光ファイバーを配線しますが、建物内の制約で配線できない場合には、同軸ケーブルを使用してFTTHと同等速度のインターネットサービスを提供しています。
センターからのお客さま宅内までの伝送距離には10~20kmという制限がありますが、中継拠点(サブセンター)を設置することで、センターから離れたお客さま宅でもご利用いただける環境を整えています。

LTE、5G(無線)

全国のモバイル事業者と同様の規格(LTE、5G)による無線方式により、光ファイバーがつながっていない場所でもインターネットをご利用いただけます。

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