ケーブルノチカラ CNCIグループのはたらくを伝えるメディア ケーブルノチカラ CNCIグループのはたらくを伝えるメディア ケーブルノチカラ CNCIグループのはたらくを伝えるメディア

Powered by CNCI 株式会社コミュニティネットワークセンター
創造の最前線から

三河湾ネットワークのコミュニティチャンネル番組制作者が語る、番組作りのやりがい・楽しさ・難しさ

scroll
010_mv.jpg

愛知県の蒲郡市と額田郡幸田町でサービスを展開する三河湾ネットワークは「スマイルチャンネル」と呼ばれる全4chのコミュニティチャンネルを放送しています。ケーブルテレビのアイデンティティとも言えるコミュニティチャンネルは、どのように制作されているのでしょうか? 今回は同社で番組制作を担当するK.Oさんにインタビューを行い、ご自身の入社経緯や番組制作の実態、制作業務におけるやりがいや楽しさ、難しさなどについてお聞きしました。

share
  • Twitter
  • facebook
INDEX
K.O

三河湾ネットワーク株式会社
技術・放送本部 放送グループ

電気通信設備やICT関連のインフラ整備・保守事業を展開する総合エンジニアリング会社で、光ファイバー工事に従事。生まれ育った蒲郡市で働きたいと考え、2017年に三河湾ネットワークへ転職。半年間の研修期間終了後、同社のコミュニティチャンネル番組(スマイルチャンネル)の制作担当として独り立ち。現在は『町の風景』『この人に密着』『がまごおりじなる』の制作に携わっているほか、毎週更新のニュース番組の取材、キャスターも担当する。

自分の担当番組は基本的に一人で作る

──前職では電気工事の仕事をされていたと聞いています。三河湾ネットワークに転職し、コミュニティチャンネルの番組制作の仕事に携わるようになった経緯を教えてください。

K.O ) 

三河湾ネットワークを選んだのは、単純に地元の蒲郡市で働きたいと思ったからです。番組制作については未経験だったので不安もありましたが、面接で今の上長から「大丈夫、未経験でもできるよ」と言っていただけたので、それならやってみようかと(笑)。

──どのくらいの期間で番組制作の知識やスキルが身に付いたのでしょうか?

K.O ) 

入社から半年ほどは先輩の取材に同行したり、NHKの番組制作研修に参加したりしながら仕事に必要な知識、機材の使い方を覚えました。その後は企画から構成、撮影、編集に至るまで、ほとんどの制作業務を一人で行っています。

──基本的には一人で番組を作っているということでしょうか?

K.O ) 

三河湾ネットワークは比較的サービスエリアが狭いこともあり、私を含む4名の制作担当者それぞれが担当番組を持ち、自分の担当する番組については一人で制作しています。自分がレポーターや演者となる番組の撮影についてはカメラマンに依頼しますが、そのような番組でない限りは基本的に一人ですね。

──K.Oさんが制作しているコミュニティチャンネルの番組について教えてください。

K.O ) 

現在は、毎月テーマを決めてエリア内の風景を放送する『町の風景』、エリア内で活躍・活動する人を紹介する『この人に密着』、蒲郡市ならではのモノ・コトを紹介する『がまごおりじなる』という3つの番組を担当しています。

常に新しいテーマや面白いテーマを考え続けている

──どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

K.O ) 

地域の皆さんから取材を依頼され、その地域の人しか知らない素敵な風景や興味深い人・モノを撮影し、番組として紹介できた際にやりがいを感じます。地域のお祭りやイベントはもちろんですが、「○○さんの家に珍しい花が咲いているから撮ってよ」といった依頼もあります。民法局では番組にしないようなローカルな話題を取り上げられることも、ケーブルテレビの面白さですよね。

──番組制作の仕事で難しさを感じるのはどんなときですか?

K.O ) 

ケーブルテレビのコミュニティチャンネルとはいえ、毎回同じことをやっていては番組として成り立ちません。常に新しいテーマや面白いテーマを考え続けていく必要があります。逆に言えばすべては自分のアイデア次第なので、そこが楽しいところでもあります。とくに当社の場合は全部一人で作っていますからね(笑)。

──これまで制作した番組の中で、とくに印象に残っているものを教えてください。

K.O ) 

昨年終了してしまったのですが、『いいじゃん三河湾』という釣り番組を作っていました。上司から「自分の興味のあることを番組にした方がいいよ」と言われ、自分の趣味だった釣りを番組のテーマにしたのです。私自身が演者となって三河湾周辺の釣り場を紹介したり、船に乗って釣りをしたり、地元の釣りクラブが主催する大会に参加したこともあります。釣った魚を市内のお店に持ち込んで料理してもらう企画もあったので、「釣れなかったらお店を紹介できない...」というプレッシャーを感じることもありました(笑)。スタート時は2年間の放送予定でしたが、最終的には4年間も続きました。本当に楽しかったです。

地域の人たちが一人でも多く映るような番組作りを心掛けている

──労働時間やワークライフバランスについてはいかがですか?

K.O ) 

私は残業が多い方ですが、それでも多い日で13時間程度です。私の場合はとくに撮影に時間を掛けることが多いですね。本来は30分程度で終わる撮影であっても、取材対象者の人となりを引き出すために雑談をしてみたり、一緒にお茶を飲んだりすることもあります。「そんなに時間をかけず効率良く」と言われることもありますが、どうしても譲れないラインがあるので、ついついこだわってしまいます。

入社する前は「番組の制作の仕事」ということで、もっと不規則な環境を想像していたのですが、当社の場合はそこまで酷くないと思います。私も締め切りが終わった週は定時で帰りますからね。

──ケーブルテレビのコミュニティチャンネルが果たすべき役割・意義について、どのように考えていますか?

K.O ) 

そんなに大それたことは考えていませんが、たくさんの地域の人たちに出演いただけるような番組作りを心掛けています。出演する側と視聴する側の双方に楽しんでいただける番組が地域の話題の発信源となり、少しでも地域コミュニティの活性化に貢献できればいいなと考えています。

──今後作ってみたい番組はありますか?

K.O ) 

もう一度、釣り番組をやってみたいです。『いいじゃん三河湾』が終わったときに「あの番組を楽しみにしていたのに...」という地域の方の声もいただきましたからね。

──最後になりますが、ケーブルテレビ会社で働くことに興味を持っている方へのメッセージをお願いします。

K.O ) 

ほかのケーブルテレビ会社はわかりませんが、少なくとも三河湾ネットワークでは自分一人で番組を作ることができるので、企画から構成、撮影、編集まで、全部一人でやってみたいという方にオススメです。もちろん困った時などは上司や同僚が助言してくれます。

また、ほとんどのケーブルテレビ会社は経営基盤が盤石です。景気の影響を受けにくい安定感のある環境も、ケーブルテレビ会社で働くメリットの一つだと思います。

カテゴリ:
創造の最前線から
タグ: