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創造の最前線から

地元大手企業とともにローカル5Gの実証実験を推進。ケーブルテレビが有する法人向け通信ソリューションの強みとは

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CNCIグループの一員であるキャッチネットワークでは、法人向けのローカル5Gソリューションを展開しています。今回は同社のA.Oさんをお招きし、ソリューションの事例についてお聞きするとともに、Wi-Fi、VPNなども含めた「ケーブルテレビによる法人向け通信ソリューションの強み」についてもうかがいました。

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INDEX
A.O

株式会社キャッチネットワーク
技術本部 通信課

愛知県碧南市出身。高等専門学校の電気電子システム工学科を卒業後、地元で情報通信インフラ系の仕事に携わりたいと考え、2021年4月にキャッチネットワークへ入社。新入社員研修の一環として約1年間、行政への法人営業を担当。2022年より通信課に配属。法人・行政商材担当としてWi-Fiやローカル5Gの構築を担当。地元の大手企業におけるローカル5Gの実証実験プロジェクトにも参画。

 碧南市の人々にとってケーブルテレビは生活に欠かせないインフラだった

──就職先としてキャッチネットワークを選んだ理由について教えていただけますか?

A.O ) 

高専の電気電子システム工学科で学んでいたこともあり、地元で情報インフラ系の仕事に就きたいと考えていました。キャッチネットワークはローカル5Gや10Gbps光インターネットなどの新技術を積極的に導入していたほか、自動車関連を中心に、日本の産業の中核を担う企業が集積している地域をサービスエリアとしているため、スケールの大きい魅力的な法人業務に携われると思い、入社を決めました。

──A.Oさんにとって、ケーブルテレビは身近な存在だったのでしょうか?

A.O ) 

子どもの頃からキャッチネットワークのサービスエリアである碧南市に住んでいましたが、私たちの地域におけるケーブルテレビは、人々の生活にとって欠かせないインフラでした。碧南市には中部電力の火力発電所があり、恒常的に電波障害が発生していたため、私が子どもの頃はケーブルテレビ以外の方法でテレビを視聴することができなかったのです。
アナログ放送からデジタル放送に切り替わって以降、状況は大きく変わりましたが、少なくとも私たちの世代までは「テレビ=ケーブルテレビ」という環境で過ごしていたこともあり、ケーブルテレビは非常に身近な存在でした。そのようなケーブルテレビに対する親近感・信頼感もキャッチネットワークを就職先に選んだ理由の一つでした。

地元大手企業とのローカル5G実証実験プロジェクトに参画

──A.Oさんが技術本部 通信課で取り組まれている仕事の内容について教えてください。

A.O ) 

法人・行政商材担当として営業担当者と連携し、お客さまの課題解決につながるソリューションの提案・構築・運用・保守等を実施しています。キャッチネットワークでは、公衆Wi-Fi、Wi-Fi構築ソリューション、ハウジングサービス、ローカル5G、VPNといった幅広い法人向け商材を取り扱っていますが、お客さまの課題やニーズを考慮・検討した上で、目的達成に向けた最適な手段の提供を意識しています。

──実際のお客さまとの取り組みについては、どのような事例がありますか?

A.O ) 

地元大手企業さまとともに、工場におけるローカル5G導入に向けた実証実験を行いました。当社の役割はローカル5Gのコア・無線設備の構築、運用でしたが、私は主に構築工事や電波伝搬試験の実施を担当しています。
お客さまは、将来予想される人手不足への対応、物流現場や製造現場の省人化・効率化を目指されており、そのような課題を解決するIoT、DXを実現するためのインフラとして、高速大容量・超低遅延・多数同時接続という特徴を持つ5Gの有用性に期待されています。

──行政・自治体さま向けには、どのようなソリューションを提案することが多いのでしょうか?

A.O ) 

現状、行政・自治体さまに関しては、小中学校へのGIGAスクール向けネットワークや公衆無線LANなどのWi-Fiサービス、専用回線といったソリューションを提供させていただくプロジェクトがメインとなっています。行政・自治体さまのローカル5G活用については、現在も用途の検討段階であり、本格的な導入についてはまだまだこれからといった印象です。

自社の専用回線や地域密着型のインフラ基盤・サポート体制が大きな強みに

──キャッチネットワークの法人向け通信ソリューションは、競合に対してどのような強みがあると考えていますか?

A.O ) 

やはり地域密着がポイントになっていると思います。サービスエリア内の無線通信・有線通信を支えるためのインフラ基盤を自社で敷設・保有しているため、あらゆるレイヤーでの一元的な構築・保守が可能であり、お客さまへの迅速なサポートが実現できます。また、複数他社の回線を使用せずに、キャッチネットワークの専用回線のみで通信ができるセキュアな環境も強みとなっています。

──A.Oさんが仕事で実感されている「やりがい」について教えてください。

A.O ) 

技術者としては、さまざまな通信ソリューションの構築・運用・保守に一貫して携われること。しかも、お客さまの規模が大きく、プロジェクト自体の規模も大きいこと。さらに言えば、自分たちが構築・導入したサービスをお客さまや多くのエンドユーザーの皆さまに活用いただけている様子を確認できた際には、大きなやりがいを感じます。

──ケーブルテレビ会社で通信・ネットワークの仕事をするメリット・意義についてはどのように考えていますか?

A.O ) 

大企業では分業化が進んでおり、一人ひとりの仕事の幅が限られますが、ケーブルテレビ会社の規模感であればサービスの構築から保守までを一貫して担当するなど、幅広い仕事にチャレンジできます。
しかも、小さな会社でありながら大企業と変わらない質と機能を持ったサービスを提供することができます。通信キャリアやSIerとの違いはサービスを提供しているエリアだけですし、エリアが限られている分だけ自分たちの仕事の成果が見えやすい環境でもあります。このようなポイントがケーブルテレビ会社で通信・ネットワークの仕事に携わる魅力であると考えています。

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