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創造の最前線から

国内初のネットワーク機器導入を成功させた技術者が語る、ケーブルテレビ技術職のやりがい|ひまわりネットワーク

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ひまわりネットワークは、2019年にネットワーク機器「RemotePHY-Shelf」を日本で初めて導入しました。また、その5年後には、超高速・大容量の通信を実現する通信規格「DOCSIS 3.1」を他社に先駆けて導入しています。今回は、これら2つの先進技術の導入プロジェクトをリードしたY.Mさんに、各技術の概要や導入時の苦労話、技術者として感じている仕事の魅力・やりがいなどについて伺いました。

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INDEX
Y.M

ひまわりネットワーク株式会社
技術部 センター設備グループ リーダー

長野県出身。愛知県内の大学で情報学を専攻し、2009年にひまわりネットワークへ入社。技術部 センター設備グループの配属となり、通信(インターネット・電話サービス用)センターCMTS設備、ファシリティ設備、ヘッドエンド(放送サービス用)設備の運用保守などに幅広く従事。2019年には日本初となるRemotePHY-Shelfの導入プロジェクトを提案段階からリードし、2024年にはインターネットの通信速度を向上させる通信規格「DOCSIS 3.1」の導入を担当した。

放送・通信のセンター設備やファシリティに関わる業務を幅広く担当

 ──新卒でひまわりネットワークを選んだ理由を聞かせてください。

 Y.M ) 

大学では情報学を専攻していました。就職活動ではIT系やメーカーも含めてさまざまな業界の企業を検討しましたが、昔からテレビが好きだったので、メディア・マスコミ系が第一志望でした。ひまわりネットワークを選んだ理由は、早い段階で内定をもらえたことに加えて、会社説明会の雰囲気がとてもよく、お話を聞かせてもらった社員の方々のカジュアルな服装から、他の会社にはない「メディアの雰囲気」を感じたことも決め手の一つになりました。

 ──現在所属されている技術部 センター設備グループの概要とY.Mさんの業務内容を教えてください。

Y.M ) 

 技術部 センター設備グループは、テレビ・インターネット・電話・その他無線・防犯カメラなど、ひまわりネットワークが提供する各種サービスのセンター設備に関する構築・保守・運用業務を担う部署であり、20261月現在は7名体制で業務を進めています。


私自身の業務は、インターネット・電話サービス用のセンターCMTS(ケーブルモデム終端システム)設備や、局舎の電源・空調を中心とするファシリティ設備の運用・保守が中心です。また、放送サービス用ヘッドエンド設備の運用・保守、行政向け回線の構築、緊急地震速報の運用、BCP対応などにも携わっています。

RemotePHY-Shelfの導入時に得た教訓を、DOCSIS 3.1の導入に活かした

──ひまわりネットワークは、2019年にRemotePHY-Shelfという機器を日本で初めて導入したと聞いています。RemotePHY-Shelfを導入することになった背景や、導入によって生まれる効果・メリットなどについて教えてください。

Y.M ) 

ケーブルテレビ会社では、CMTSという同軸ケーブル用の設備を使ってインターネットや電話サービスを提供しています。同軸ケーブルは時代とともに光ファイバーに置き換わりつつありますが、古い集合住宅や家屋・施設など、まだまだ同軸ケーブルを使い続けなければならない場所も少なくありません。


そのため、ひまわりネットワークでは同軸ケーブルでのサービス提供に必要なCMTSを管内の複数の基地局に設置してきましたが、CMTSは非常に大規模な機械であり、電力やスペース面での運用・メンテナンスコスト、経年劣化による更新コストに大きな課題を抱えていました。

2019年に導入したRemotePHY-Shelfは、CMTSの子機のようなイメージで利用できるネットワーク機器です。メインのCMTSを本社に1台置いておけば、管内の基地局にRemotePHY-Shelfを設置しておくだけで、以前と同様の同軸ケーブルによるサービスを提供できます。RemotePHY-ShelfはCMTSのように大規模な機械ではないため、コスト削減や省エネ、メンテナンスの効率化を期待できると考え、CMTSを更新するタイミングでの採用を提案し、導入を実施しました。

 ──日本初導入ということで、苦労したことも多かったのでしょうか?

Y.M ) 

確かに大変なことばかりでした。社内に対しても私自身が提案を行い、プレゼンを経て承認を得ましたが、海外の事例はあっても日本では初めてのことだったので、相応のプレッシャーも感じていました。また、日本での事例がなかったため、導入時の設計や切り替え作業も手探りで進めるしかありませんでした。結果として検証が不十分な箇所が残り、導入直後に不具合が発生したため、検証を徹底した上で再導入する苦労も味わいました。

──その後、2024年にはDOCSIS 3.1の導入も担当されていますが、そのときのエピソードについても教えてください。

Y.M ) 

DOCSISもケーブルテレビの同軸ケーブルを利用してインターネットを提供する規格です。DOCSIS 3.1の導入以前はDOCSIS 3.0を活用しており、ひまわりネットワークでは下りの最大通信速度が200Mbps程度でした。一方、DOCSIS 3.1は周波数帯を広く使い、ノイズに強いOFDMという技術も採用しているため、より高速で安定した通信を提供できるようになりました。

DOCSIS 3.1の導入では、RemotePHY-Shelf導入時のトラブルを教訓に、事前に十分な検証環境を整えることに注力しました。局舎の通信室に設備を丸ごと持ち込み、それこそ缶詰状態で検証を行いました。設備を準備してくれた協力会社の方々、上長、プロジェクトメンバーとも綿密な打ち合わせを重ね、十分な検証を行った上で導入を進めたこともあり、大きなトラブルもなくサービスインできたことが嬉しかったです。

ひまわりネットワークの男性社員の育休取得率は100%

 ──技術者としての仕事のやりがいを教えてください。

Y.M ) 

ひまわりネットワークは、昔から新しいモノ・コトにチャレンジする文化が根付いています。私が担当したRemotePHY-ShelfやDOCSIS 3.1だけに限らず、無線サービスやケーブルテレビの電話サービスに関しても他社に先駆けて導入してきた歴史があります。技術者として常に新しい技術に触れられる環境があることに加え、自ら提案し、設計・導入・運用まで一貫して担当できるため、責任とやりがいを感じながら成長できていると思います。

 ──ワークライフバランスについてお聞きします。仕事とプライベートは両立できていますか?

Y.M ) 

最近子どもが産まれたばかりなので、これから育休を取る予定です。ひまわりネットワークは男性社員の育休取得率も100%であり、私も気兼ねなく育休を申請できました。上司や同僚など周りの人たちも温かくフォローしてくれるので、これからは仕事とプライベートを両立し、育児を楽しんでいきたいです。

──最後に、ひまわりネットワークやケーブルテレビ局の技術職に興味を持っている方々へのメッセージをお願いします。

Y.M ) 

私も入社前は「ケーブルテレビ局の技術って何?」という状態でしたが、いざ入社してみるとテレビや電話、インターネット、ファシリティなど、さまざまな技術領域にアプローチできるフィールドが広がっていることに驚きました。また、ひまわりネットワークは数あるケーブルテレビ局の中でも最新技術の導入に取り分け積極的な会社なので、「新しい技術に挑戦したい」「幅広い技術に触れてみたい」と考えている方々であれば、やりがいを持って活躍できると思います。


※掲載記事の内容は、取材当時のものです

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