若手社員の1日に密着する本企画。今回はシーシーエヌ株式会社の技術部に所属するA.S.さんに密着しました。伝送路設備の補修、管理を担う技術部デジタルマネージメント課の仕事のどんなところにやりがいを感じているのか、詳しく語っていただきました。
- A.S
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シーシーエヌ株式会社
技術部 デジタルマネージメント課2019年に入社し、デジタルマネージメント課にて地元の施工会社と協力して伝送路設備の補修、管理を担当。文系出身で技術部に配属となり、最初は分からないことも多かったが、自分で資格の勉強をしたり、上司に教えてもらったりしながら知識をつけた。
ケーブルテレビ局のなかでも「シーシーエヌ」なら
地域密着でダイナミックな仕事ができると思った。
──最初に、シーシーエヌに興味を持ったきっかけを教えてください。
最初は地域に密着した仕事という軸で就職活動をしていて、イベントの企画や広報のような仕事に興味を持っていました。シーシーエヌのことは大学の企業展で知って、会社説明を聞いた翌週に、シーシーエヌ主催の自治体対抗の子ども達の紙相撲大会を見に行きました。自治体を巻き込むイベントのダイナミックな規模感。そして何より、子ども達の楽しそうな笑顔。それを見てシーシーエヌに入社したいと強く思いました。
──現在のお仕事を教えてください。
主に、伝送路設備の補修、管理を行なっています。分かりやすく言うと、建物にインターネット回線など、光ケーブルを引込む施工の管理です。施工をお任せする工事協力会社の担当者様と何度も打ち合わせを行なったり、スケジュールを調整したり、必要な発注をかけたりしています。
──A.S.さんは文系出身ですが、技術部に配属されたときはどう思いましたか?
正直なところ、最初は文系出身の自分が技術部に配属されると思っていなかったので驚きましたが、文系出身でありながら技術部で活躍されている年の近い先輩がいるのを知っていたので、「任されたからには頑張ろう」と思い、未知の仕事に飛び込むことにしました。
地元のさまざまな会社と協力して、
地域のケーブルネットワークを充実させていく。
──では、A.S.さんの一日の仕事の流れを教えてください。
8:20 会社までは車で出勤。
家から会社までは、車で20分の距離です。しかし、朝は渋滞がありますので10分以上の余裕を持って出るようにしています。
9:00 朝は膨大な数のメール確認から始まる。
出社したらまずは来ているメールの確認ですね。メールの内容は、主に施工会社様からの施工に関する問い合わせがメインです。他にも電力会社様との間でケーブルを引くために必要な電柱の借用申込手続きなどもあります。こちらの借用申込手続きは月に150件くらい来るので数が多いです。社内のメンバーと手分けをして手続きを進めています。
10:00 困り事や確認事項をミーティングで解消。
ミーティングでは、今携わっている仕事の進捗共有や、相談を行います。例えば「ケーブルを引くために国道や県道等大きな道路を横断する必要があります」など、上司に確認が必要な事案をミーティング時に相談することが多いです。先輩、上司の皆さんは本当に相談しやすい方ばかりですので、分からないことも安心して質問することができます。
──プロジェクトを推進するためには、社内のどんなチームとの協力があるのでしょうか?
営業はもちろん、社内設備を保守管理するチーム、お客様のお宅に伺って家の環境を確認するチームなど色々な部署の方と協力しています。ケーブルテレビの仕事はどの部署であっても、垣根を超えた協力が必要な仕事ばかりなので、社内の人と広く関わることが大切です。
11:00 ケーブルを引く前の必須ステップ、現場調査。
お客様の家にケーブルを引くためには、まず現場調査といって、事前にケーブルを引くためのルートや設備を確認し、工事の可否を決める必要があります。営業担当が受注の段階で仮の道筋を立ててくれるので、その内容に無理はないか、補足事項はないかを私たちで確認して、工事協力会社へ現場調査を発注します。
──設備が足りないエリアもあると思いますが、その場合はどうするのでしょうか?
そうならないために、ケーブルを引くための設備が不足している地域に対して、あらかじめ設備を増設しておくのも私たちの仕事です。自分たちが設備不足を把握しきれていないエリアについては何十年もそのエリアで工事をしている工事協力会社の力を借ります。誰よりも地域に精通している工事協力会社の方々が情報を教えてくださることがあり、助けていただきながら工事を進めています。
12:00 お昼は社内で談笑しながらお弁当。
デスクにお弁当を広げて昼食を取ります。食べる人が決まっているわけではありませんが、デスクが隣の先輩と、趣味や休日のことなど、プライベートな話を交えて食べることが多いです。
13:00 時には、現場に足を運んで立会調査。
社内で仕事をすることが多いですが、現場に直接行って他の通信業者様との打ち合わせに参加することもあります。電柱の移転が伴う大規模な工事の際は、電力会社や通信会社と現場で打ち合わせを行います。当社から「こういった設備を載せられる電柱を立ててください」という要望をお伝えすることもあります。現物を見ながら対面でお話をすると、説明も判断もスムーズですし、各事業者との一体感も生まれます。オフラインの強さを実感しますね。
15:00 調査結果や設計の確認は、対面で。
工事協力会社に発注した現場調査の結果は2、3日後に結果が出ます。報告書は対面での受け渡しで、図面を見ながら1時間くらい設計の確認を行うこともあります。報告書は1日に40件くらいあるので、確認だけで2〜3時間はかかります。その時間を確保するために、計画的に1日の業務を進めることがとても大切ですね。
18:00 退社後はジムやピラティスで自分をケア。
一日の最後は社内掲示板で情報を確認して、退社します。退社後は週2回のペースでジム通いです。最近はピラティスも始めて、自分の身体と向き合う時間を楽しんでいます。
分からないことだらけの新しい仕事。
その方が、やりがいを感じる自分がいる。
──やりがいを教えてください。
私たちの仕事は、お客様と直接関わることはあまりありません。けれど、工事協力会社や電力会社など、その地域で何年、何十年と仕事をしている地元の会社と協力して、地域に貢献できている実感があり、それが一番のやりがいです。最近は会社の仲間からも頼っていただけているなと感じることも増え、それがモチベーションアップに繋がっています。これからも、新しい仕事に挑戦して、成長していきたいです。
──最後に、今後の目標を教えてください。
実はちょうど全社的に部署異動があって、私も2024年4月に別部署に異動になりました。次は同じ技術部ではあるのですが、DX推進課という新しくできた課に異動するので本当に分からないことばかりだと思います。でも、それがむしろ自分のやる気に繋がっているので、今までとは違った仕事で、新たなステップアップを目指せたらいいなと思っています。
※掲載記事の内容は、取材当時のものです
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