若手社員の1日に密着するこの企画。今回はケーブルテレビ可児のICTソリューション部に所属する社員です。設備点検とはどんな仕事なのか、そしてどんなやりがいがあるのか。密着したからこそ分かる、仕事の醍醐味を感じてください。
- S.Y
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株式会社ケーブルテレビ可児
ICTソリューション部2021年にケーブルテレビ可児に中途で入社。ICTソリューション部の配属となり、放送用設備の保守を担当。設備に故障などのトラブルがあると、多くのサービス利用者様の生活に影響が出るため、トラブル時には的確かつ迅速な対処を心がけている。地域愛が強く、プライベートで消防団に入って地元の方々との交流を深めている。
その仕事が、ケーブルテレビの心臓部を支えている。
──最初に現在のお仕事内容について教えてください。
私が所属するICTソリューション部はケーブルテレビの通信ネットワーク機器やサーバー、放送設備、屋外伝送路などの点検、工事をしています。例えば、雷の影響で設備が故障するとサービスはすべて停止してしまうので、緊急対応をする必要があります。日々点検業務を行いつつ、そんな緊急事態にも備えて仕事をしています。
──そのなかで、S.Yさんはどういったお仕事をされているのでしょうか?
最近ですと、電源設備更新プロジェクトの主担当をしていました。その設備は無停電電源装置といって、停電した際に発電機が起動するまでの数分間の電源断を回避する装置です。工事手配や部材の選定、設備投資のための稟議書作成まですべてを行いました。万が一の時に重要となる設備のため定期的に更新をするのですが、今回は私がメインで進めた大きな仕事のひとつですね。
重要設備のメンテナンスを担う縁の下の力持ち。
──それでは、S.Yさんの一日の仕事の流れを教えてください。
8:45 出社はマイカーで5分
会社の近くに住んでいるので8:40に家を出て、5分で到着します。
9:00 朝は全社の状況を把握する朝礼から始まる
全体朝礼では、社員全員で営業報告や連絡事項の共有をしています。全社員で50人くらいなので、全員がお互いのことを知ったうえで顔を合わせているのがいいですね。全体朝礼の後に部署の朝礼があり、そこで1日の動きを共有します。
9:30 忘れてはいけない各端末在庫状況確認
ONUというネットやテレビを見るための光用端末をお客様のお宅に設置するのですが、その発注や在庫確認、出庫確認などをしています。在庫がなくなるとご契約いただいたお客様に待ってもらわないといけなくなるので、頻繁に確認をしますね。
10:00 年間計画の動きを共有するミーティング
月初と月末のミーティングでは、年度を通して進める業務の進捗確認をしています。4・5月に案件やプロジェクトなどの計画を立てているので、そこに対して問題なく進行できているか確認するんです。急遽入る仕事もあるので、それも踏まえて部内で仕事の進捗管理をしていきます。
──例えば、どんな業務について話し合われるのでしょうか?
先ほどの電源設備更新のプロジェクトが無事に終了しましたという報告や、社内パソコンを新しいものに変える計画があり、その進捗などですね。全48台を9カ月かけて交換作業をしていて、それも最近完了しました。元々パソコンは苦手だったんですが、この業務を通して少しは得意になりましたよ。
12:00 昼休憩
13:00 設備点検やパソコンの更新などを通して社内の業務をサポート
午後からはヘッドエンド設備という、番組をケーブルテレビで配信できる信号に変換、混合して伝送路に送出する設備の点検をしていきます。ケーブルテレビにとって重要な設備になりますので点検は欠かせません。一方で、社内IT問い合わせへの対応などの業務もしています。
──お仕事のなかでは、社内の方とのやり取りが多そうですね。
そうですね。やり取りをすることの多い工事業者の方や社員が私にとってのお客様ですね。
工事ごとに様々な部材を購入するための相談をすることも多いので、まだ入社3年目ですが交換した名刺は200枚を超えます。そのくらい様々な方と関わりのある仕事です。
──受け持つのは社内の設備がメインなのでしょうか?
設備は会社の外にもあるので、一概には言えないですね。可児市には鳩吹山という山があるのですが、その頂上にある送信所と会社の無線通信がうまくいっていないときは改修作業をする必要があります。以前も、無線通信用のアンテナが壊れていたのでアンテナを変える工事を担当しました。
15:00 書類作成も重要な仕事
各種工事の手配に際して、色んな業者さんに仕事を依頼したり、必要な部材を買ったりすることがあります。そのため、工事発注の稟議書が必要だったり、請求書の経理処理があったりと書類作成の仕事も意外と多いんです。午後の時間を使って書類関係の仕事を片付けていきます。合わせて、翌日の会議で進捗を報告するための資料なども作成していきます。
18:00 仕事を終わらせ帰宅し、地域の消防団へ!
残業上限は1ヶ月で25時間以内となっていますが、実際には平均20時間、1日1時間くらいのイメージですね。緊急のトラブルがない限りは、夜遅くまで仕事をすることはありません。私は地域の消防団に入っていて20時から訓練なんです。ですので、それまでには仕事を終わらせています。
どんなときでも地域のライフラインを守りつづける存在でありたい。
──仕事のやりがいを感じる瞬間はどんなときでしょうか?
最近、できることが少しずつ増えていることを実感できて、しっかりと目的を理解しながら仕事ができるようになったなと感じています。やはり、今までできなかった難しい仕事ができるようになったときはやりがいを感じますね。
お客様へのテレビやネットの安定供給のために、責任感をもって定期点検を行っています。しかし、どうしても自然災害は起こりますし、それにより障害が発生することもあります。その際に現状確認と工事手配を確実に行い、復旧できたときはほっとしますし、地域の役に立てた気がします。
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